MOMOMOGA(モモモガ)

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小説

「――即答出来ない。考える時間をもらいたい」「勿論ですよ、議長。準備が出来次第、私は六日町へ行かねばなりません。あなたの街で、答えを聞かせてもらいたいと思いますよ」「六日町!?戦闘が終わったばかりのあの街に、仮にも暫定政府のトップが乗りこむつもりなのか!

「――北陸大陸共同体。ベンティンク議長もご存知でしょうが、ユリシーズの惨劇の前の北陸大陸各国で、その実現に向けた動きがありました。石川も含めて、その構想は現実に動き出せる寸前までまとまりかけましたが、その背景にはもう一つの理由がありました」「もう一つの理

彼らの狙いを知って、レノーアは呆れて物も言えなくなり、目を伏せて首を振った。地下。確かに、新南魚沼市の地下には、食料が存在する。かつて、大震災に備えて作られた大規模なシェルターに保管された備蓄食料の山が。だがそれらの本来の使用目的は、緊急災害時であって、

照明が抑えられた室内を、いつもと変わらぬジャズの旋律と、紫煙とがゆったりと漂っていく。この店の常連たちは、慌しい日常から逃れたくなった時にここを訪れ、昔と変わらぬ空気と時間を僅かな時間満喫し、そして日常へと戻っていったものである。カウンターには、今日も店

空になったグラスの中で、氷の欠片がキン、と渇いた音を立てる。照明が抑えられた店には、80年代のジャズが静かにかかっていた。そのカウンターの一席に座った男は、しばらく空いたグラスを手にしたまま動かない。つまみに頼んだらしいチーズの盛り合わせは、まだ半分も手が

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